top of page

27.まるで星座みたいな僕ら

わぁ…はっは…すげぇや!お前運いいよ!
こんなに流れるのはなかなか見れないぞ…
寝転んで見るとまるで降ってくるみたいだ……うん、すごい。



あの星ひとつひとつが燃えてるんだな。遠い宇宙のどこかで…


"人は皆星の欠片"
命を一生懸命に燃やしてる小さな星なんだって…昔言ってた人がいたっけ。


もしそうだとするならさ、こうやってつながって話してる俺らは
まるで星座みたいだなって思うんだ。

世界には何億というという人がいて距離も見た目もバラバラで…
だけどさ、偶然にも出会って 話をして 笑ったり 泣いたり 励ましあったりして
…そこにはいくつもの"物語"が生まれる。


だから星座。
はは、おもしろいだろ


でも…宇宙には数え切れないほどの星があるけど
こんなにたくさんの生き物で満ち溢れた星なんてきっとそうないんだな…

地球がすごく青くて美しいことも、俺たちは人伝えにしか知らない。
夕日が真っ赤に見えるのも、普通に息ができるのも、同じ時代に出会えた事も
当たり前のようで違う。
近すぎて見えないものも多いんだ…きっと。



わっ、今の見た?こっちからあっちまですーって流れたな!
何か願った? えー あはは
じゃあ次は一緒に願おう?
何をって…それは個人の自由。
いつか叶ったら教えるよ。叶ったらね。

27.星

Please reload

Please reload

Color

Archive

Category

Please reload

Please reload

bottom of page