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2018/12/09

 

おばあちゃんの部屋には
おばあちゃんのカレンダーがあった。

絵を描くのが好きなわたしに
おばあちゃんはいつも、役目を終えた月のカレンダーを破いてくれた。

 

73.カレンダーの破り方

2015/11/01

キャラメルをひとつ、口の中に放り込んで
最近図書館で借りた本をぱらぱらと読み返す。

並べられた きらきらした言葉たち。
素敵だな、と思うと同時に

わたしの中の きらきら は、
もうどこか遠くの知らない町に置いてきてしまったような気がした。

62.うわあかわいいな!

2015/06/01

懐かしいにおいがする。

深く息を吸い込んで その透き通った青色で肺を満たした。
はきだす息は泡となって ぽこぽこと、空高くのぼっていく。

58.水槽

2015/04/26

おはなししましょう。聞いてくださる?

わたしの中には一人の少女が住んでいる。
いつまでも年をとらない、空想好きの少女だ。

57.一人

2014/07/22

蝉時雨。
彼らにとって 一度の夏は
長いのだろうか 短いのだろうか。

50.熱!

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「100dai」 -朗読- 

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