2018/12/09

おばあちゃんの部屋には
おばあちゃんのカレンダーがあった。

絵を描くのが好きなわたしに
おばあちゃんはいつも、役目を終えた月のカレンダーを破いてくれた。

2018/10/08

あちゃ、ガムテープなくなっちゃった。
しょうがない、一時休戦。休憩といたしましょ。コーヒーでも入れようか。
やっぱり湯沸しポットをしまうのは最後ね。

2015/04/02

よいこらしょっと…
ん？これ？　へへ、足湯でもどうかと思いましてね。
ちょっとおもしろいでしょ？

2014/05/11

20歳を越えたいい娘がって
自分でも思うけれど。

2014/02/25

それはまるで
月と太陽がくるりとまわる
明日行きの寝台列車に乗るための
バスみたいなものなのだ

2012/04/21

そう、それであなたは亡くなったお祖母様の日記を辿って旅を…
よくこのしがない帽子屋を見つけてくださいましたね。感謝します。
どうぞかけてお待ちください。すぐにお調べしましょう。

2011/04/09

いくつの頃からだろうか。
じぃちゃんの膝の上が恥ずかしくなったのは。

2011/03/20

遠くからでも あなたの手を握り
抱きしめる事ができたなら どんなにいいだろう。

2010/12/14

　寒いねって話すたび
　白い吐息がふわふわけむる

2011/02/21

初めて進路希望の紙を受け取り
まだまだ先の事だと
適当に書いて出したあの日。

斜め前の席の君が それに何て書いたのか
妙に気になった自分がいた。

2011/01/30

拝啓 未来の素敵な絵描き様

この度は丁寧なお手紙をありがとう。
とても懐かしい思いで読ませていただきました。

2011/01/21

それは、小さな駅の小さなおはなし。

2010/12/05

あぁ、お越しくださったんですね！ありがとうございます。
まさかこの歳で個展が開けるなんて、光栄ですよ。
本当 皆さんのお陰です。あ、どうぞ、ご案内します。

2010/11/19

ねぇ、お母さん？久しぶり。…すごく、久しぶりだね。

この部屋はあの時のまま。
薄桃色の絨毯と、たくさんのぬいぐるみ
そして、誕生日に買ってもらった小さなピアノ。

2010/11/01

いらっしゃいませ。初めてのお客さん…ですね。

2010/11/01 

いらっしゃい。初めてのお客さんかな…？

2010/10/27

好き。好きだよ。大好き…

2010/09/28

僕がまだ小さな青虫だったころ
優しい緑色の隙間からのぞく
綺麗な空色に恋をした。