2018/06/03

おや、かもめくん
そんなところで何をじっと見つめているんだい？
そんなに見つめたって、エサなんてやりゃあしないよ。
かといって、どっかの誰かさんみたいに撃ち落としもしないがね。

2016/09/21

あぁ、いつぞやかの。どうもお久しぶりです。
ずいぶん遠くまでいったつもりだったのに
一周まわって、またあなたのところに戻ってきてしまったようですね。

2015/11/01

キャラメルをひとつ、口の中に放り込んで
最近図書館で借りた本をぱらぱらと読み返す。

並べられた きらきらした言葉たち。
素敵だな、と思うと同時に

わたしの中の きらきら は、
もうどこか遠くの知らない町に置いてきてしまったような気がした。

2015/08/17

どうして、どうして涙、止まらないんだろう。

わたし、大切な何かを忘れているんだ。
どうして あの子は てぶくろをしてたのかな。
マフラーに顔をうずめて、必死に隠そうとしたのは 何だったのかな。

2015/04/26

おはなししましょう。聞いてくださる？

わたしの中には一人の少女が住んでいる。
いつまでも年をとらない、空想好きの少女だ。

2014/11/27

…それにしても、いつからこんな噂になってしまったもんかね。
これじゃあ、昼寝もろくにできやしない。

2014/01/11

私と一緒に来たい？はは、冗談はやめてくれよ。

自分勝手で、傲慢で
生きるのに不自由を感じれば
いくらでも名前を変えて生きているような人間だよ、私は。

2014/07/22

蝉時雨。
彼らにとって 一度の夏は
長いのだろうか 短いのだろうか。

2013/05/17

ようこそアナザーワールドへ！

2013/02/17

やあ、君は…いつもそこで腰掛けてあちら側を見ているね。
いったいいつから、そこに腰掛けているんだい？

2013/07/20

息ができないような気がするんだ

2012/06/10

都会の交差点。
行きかう人々の足音が雨に溶けて 本物よりもどしゃぶりみたいだ。

2012/03/11

環状線をぐるりと回り
再び止まる"今日"という駅

2010/12/19

この小さな箱の中には 世界と繋がる海がある

2010/11/07

涙はどうしてしょっぱいの？
それはきっと、私が昔海だった頃の記憶。

2010/09/24

ねぇちょっと、そこのあなた。
あなたは、自分が誰だか知っていますか？