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48.バスルーム・バス

それはまるで
月と太陽がくるりとまわる
明日行きの寝台列車に乗るための
バスみたいなものなのだ



いつだって温かな 私だけのバス


それはまるで
夢と現がくるりとまわる
深い深い眠りの海に出るための
船みたいなものなのだ

いつだって温かな 私だけの船


エンジン代わりに ボイラー音を響かせて
シャワーのポンプで 方向を定めたら

どこまでも行こう。
どこまでだって行ける。


それらの行く手を決めるのは
温度をあげた私の心。

48.バスルーム

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