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66.自分探しの旅路から

あぁ、いつぞやかの。どうもお久しぶりです。
ずいぶん遠くまでいったつもりだったのに
一周まわって、またあなたのところに戻ってきてしまったようですね。



僕はまだ、旅の途中です。
でも、歩いているうちに少しだけ、分かったことがあります。


「とりあえず歩いている」だけでは
結局、どこにも行けないということ。
いつかは目的地を決めなければならない。

それが分からなくても、僕はどこに行きたいのか どうしたいのか
ちゃんと自分の本当の部分と向き合って
声を聞くことをしなければいけなかった。


何を選ぶにも イチかバチか
選んで後悔することも、もちろん
その時は最善だと思っていたことが 
後からそうじゃなくなることなんてしょっちゅう。

でもそれも、きっと無駄にはならないと僕は
信じたいと思っています。


それから
「自分」なんてものは、どこにも落ちてやしないということ。
はじめからちゃんと"ここ”にあったんです。
僕のところに。
それなのに、外にばかり「自分」を求めて探していた。


僕は、僕で、
それ以上でも、それ以下でもない。
ただ、今、ここに立っている全部が、そのまま、僕です。

ただ、そう気づくまでには、
色々な人との出会いや関わりがあった。
そうやって、
曖昧で見えにくかったものが削られて削られて
『僕』は、新しく変わっていくのかな・・・と、考えています。


ねぇ
あなたと僕との間には、まだ距離がある。
あなたはまだ、もっと先の色々なことを知っているのでしょう?


僕は、いつか、そこへ行きます。
僕はあなたが一体誰なのか、あの時は分からなかったけど
今なら分かる。


そしていつか、あなたの名前を呼びます。
僕の声で。本当の声で。
待っていてください。それまで。


それではまた。僕は旅の続きに出ます。

66.バクチ

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