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100.「おしまい」なんて誰が決めたの?
「おしまい」なんて誰が決めたの?
全ての終わりははじまりなのよ。
そんなに毎日悲しいのなら
逆立ちでもしてみればいい
そうやって地面にぶらさがって
夕暮れに染まる空を
1歩でも歩いてみるといいわ
その時はきっと
いつもは足元をついて回ってくるあいつも
手をつないでくれる
いつもよりずっと近くで
あなたの目を見つめてくれるはずよ
だからねぇ、
いつまでも煮詰まって
同じところをぐるぐる回って動けないでいるのなら
いっそ全て逆さまにしてしまいましょう?
新しいあなたは何をしてもいい
真っ赤なルージュにミニスカートで
街を闊歩しようったって
誰もなーんにも言わないんだから
自分の心が踊る方を選びなさいな
さぁ、この感情を捕まえるのは
スピード勝負
生きてるうちに 逃げないうちに
あなたに勇気が足りないのなら
わたしが代わりに掛け声するから
いち、にの、さーんで
とんじゃいましょう!
さぁ、今、この手を
取るかは あなた次第。
「おしまい」なんて誰が決めたの?
わたしもうこれ以上
ここでじっとなんてしてられない。
「おしまい」の先にある景色を見たいなら
一緒に行こう。
きっと後悔はさせないわ。
だってほら… ――――― 風!
いち、にの、さぁーん!
100.おしまいの日
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