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happy-smile30
2012年6月10日読了時間: 1分
37.ソファーで映画
雨降り交差点 都会の交差点。 行きかう人々の足音が雨に溶けて 本物よりもどしゃぶりみたいだ。 あぁ、今過ぎてった透明傘の二人はあの日の私たち。 いつも駅まで迎えに来てくれて その足でレンタルショップによって映画を借りる。 ...
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happy-smile30
2012年3月11日読了時間: 1分
35.ノスタルジー
ノスタルジア 環状線をぐるりと回り 再び止まる"今日"という駅 あの日私は必死に聞いた 「戻りの電車はいつ来るの」って でも、本当はそんなのないと ちゃんと知っていたんだ 夜空が星で埋め尽くされた 街ごと波がさらって 今でも海辺には 黒い鯨が座礁している ...
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happy-smile30
2011年8月30日読了時間: 1分
31.鎧
鎧 一人がいいと偽って 本当は全部が怖かった 分厚い鎧は全てを拒む 槍も、剣も、鉄砲も 愛も、憎悪も、温もりも… 狭い視界の お空は四角 薄い空気に 溺れて喘ぐ 鉄の鎧は重過ぎて、自分の足では歩けない それでも傷つき 失うよりは ...
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happy-smile30
2011年5月16日読了時間: 1分
26.夜店
夜店 漆黒の闇に包まれて 提灯明かりが呼吸している 雑踏の波にのみこまれ なんだか"ひとり"のようだった 群れた金魚が ぐるぐる回る 水にうかんで ぐるぐる回る ぐるり ぐるりと流されて 私はどこに行き着くのだろう? 誰かが言った ...
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happy-smile30
2011年3月19日読了時間: 1分
21.誰もいない
頑張り屋のあなたへ 遠くからでも あなたの手を握り 抱きしめる事ができたなら どんなにいいだろう。 優しくて たくましくて いつも前向きなあなただけど 実はそこまで強くないって事 私はちゃんと知ってる。 だからもし 長い夜に 波の音に 聞こえぬ声に...
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happy-smile30
2011年2月20日読了時間: 1分
19.芝生
「いつか」を失うその前に 初めて進路希望の紙を受け取り まだまだ先の事だと 適当に書いて出したあの日。 斜め前の席の君が それに何て書いたのか 妙に気になった自分がいた。 所詮片思い。 伝える勇気なんて、あるはずもなくて…。 でも ...
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